ICF-S10 SONY ラヂヲ

1997年3月1日 発売 価格不明
AM/FM/TV1-3CH

昨今のサイマル放送に対応可能なワイドFMラヂヲです
発売当時はサイマル放送を意識して居ませんでした
ですがTV 1-3CHを受信出来るという事は言い換えれば
米国向けFMラヂヲに対応していたという事です

逆に言えば米国向けのラヂヲを日本で受信すると
TV -1-3CHが聞こえたと言うことに成ります
当時のTVは全てアナログ放送ですからFMと同時に

TVの音声だけ聞こえて仕舞うと言うことですね
もっと詳しく言うとTVは音声信号と映像信号が
6.5MHzの周波数差ですから「ブーーーーン」という
ノイズも聞こえたわけです、そのノイズが実は映像信号
な訳です、まぁ、余計な話しはここまで。

いつものフリー・マーケットで購入、電池が液漏れして居たので
「200円で如何?」と店主に聴いたところ忽ち「電池入れ替えてみよう」
と成って、動いてしまったのです、なので「電池サーヴィスで300円」
という買い物でした。↓
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アンテナが錆で外れて仕舞うのです、買ったときは気が付きませんでした。↓
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電池の液漏れで錆びて緑青が出ています。↓
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開封しました。↓
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電池の為のバネ材まで錆びて基板にまで到達しています。↓
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アンテナの接合端子も錆で切断しています、一体、どれだけ過酷な
環境で使われてきたのでしょう、或る意味で満身創痍です、瀕死。↓
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電解コンデンサーが彼方此方向いて倒れていますね、実装が雑です。
因みに MADE IN CHINA ソニークオリティは無し、ダメです。↓
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CXA1019S はラヂヲICです。↓
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電池ケース部分も汚れて居ます。↓

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錆が基板のパターンまで浸潤して居るとやっかいです。↓
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なんでアンテナ端子、切れますかね、余程酷い扱いだったのでしょう。↓
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アンテナはSUS ステンレス製で通常の半田では蝋付け出来ません

ステンレス専用のフラックスと半田が必須です。↓

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取り敢えず、汚れと錆を落とします、地味な作業です。↓

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ミスミで購入、合計1400円ぐらい、送料無料。↓ 
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蝋付け完了。↓
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ラヂヲに戻します。↓
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ストラップが切れていたのでジーンズ等で有名な Dickies を代わりに
付けてあげました。↓
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音はソニーらしいクリアな音です、電池は店主が無料で付けて呉れた
ので種類違いでも文句は言えませんでした、だって、アルカリと
マンガンが同時使用なんて私の中ではあり得ないです。↓

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