ACE AR-200 2 transister ラヂヲ

昭和何年か不明の2石トランジスタ・ラヂヲのキットとして販売されて
居た様子です、もう忘れてしまったのですがYahoo!オークションで
購入したものです。

2石ということでいわゆる「再生式検波回路」のラヂヲですね
電池が006Pの9Vですが、イアフォンは通常のマグネティック型では
回路の実力不足で音を出すことが出来ません、つまり当時は
クリスタル・イアフォンだったという事に成ります

アンテナ端子は有るには有るのですが東京都ですと近隣に送信所
が多いためかアンテナを接続すると混信変調が掛かってしまい
チューニング出来ません、小さいながらもバーアンテナの向きで
受信した方が良く聞こえます。

当時はこうしたラヂヲでも貴重品でした、増してやラヂヲ少年少女
の皆様には入門機として大いに学習の役に立った事でしょう。

三菱ラジオ6X-515 昭和39年

私のストックして居るラヂヲなのですが久し振りに電池を入れて
動作確認をしたところ・・・・
「ピーギャーブツブツキィーーー」と悲鳴を上げて黙ってしまった
のです、修理しなければなりません


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皮ケース付きで、何所で購入したか、忘れてしまいました

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ケースが割れていたり、電池を入れて置く事でケースの横幅が少し
広くなってしまって居ます、電池電極のバネ圧が災いしています

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KC はキロ・サイクルですがこれは1970年を境にHz(ヘルツ)へと世界的に
呼び方が変わりました、従って古いラヂヲはKHzでは無くKCなのです

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色々と調べていました

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原因が判りました、中央の黒い電解コンデンサーです、写真は既に
交換した後です

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これが壊れていた現物です、既に絶縁不良と成って居ます、気が付いた
のは異様に膨らんでいたからです

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本来、平で在るべきですが少し膨らんでいますよね

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抵抗値を測定したら約 1MΩありました、これではダメです

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50uFって規格は無いので47uFに交換して直りました


厚みを測れる定規

昨日、横浜元町商店街でみつけたものです
形で御存知の方は「これ、ノギスじゃん」と思われるでしょう
その通りです、ただ、ノギスは一般的に金属で出来て居て其れなりに
重たいし、それなりの値段(数千円)です、ですがこれはプラスチック製
でとても軽いしお安い、手に取ったとき正直に感じたことは・・・

「どうせ、チャッチイんだろ」

・・・と、ダメモトで話しのネタに購入して来ました、ですが決め手は
GOOD DESIGNマークが有ったことですこのマークは
公益財団法人日本デザイン振興会が認めたものだけに付ける権利
が有りますので、或る一定の評価を得ている証拠です
まぁ然しそれはそれ、予想することは・・・

・精度が出ていない
・ガタがある
・深さは測れない

・・・だったのですが正しいのは三番目だけ、深さが測れないだけ
ガタも無く精度も出ていました、ちょいとバックに入れて仕事に出る時は
便利なアイテムです
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スライド部分にはガタは全く無い、かと言って窮屈い訳でも無いスムース
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実際に測定を比較してみました
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うん、7.9m/m でミツトヨのノギスと合致します、これなら安心です
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ところで、物差し と 定規 の違いは御存知ですか?
下記の様な違いがあります

「定規」・・・・・ 直線や曲線を引くときに用いる器具。
         三角定規・雲形定規・T 定規など
「物差し」・・・・物の長さを測る道具
参考辞書:新辞林/三省堂


え?「なんだそれ、ハッキリしないな」ですか?そうですよねわざわざ
意味を調べてもこんな回答では面白くないです、もっと現実的な回答は
下記の様に成ります
「定規」・・・・・三角定規、T定規、雲形定規、等のように線を引く
        裁断する、など「当てる」ことで仕事の役に立つもの
        端から目盛が書かれていない
「物差し」・・・・物の長さを測る、メジャー、差し金、等のように
         端から目盛が書かれている

この違いです
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