SONY ICF-SX705V ラヂヲ

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ソニー SONYICF-SX705V [FM AM ポケッタブル ラジオ]
定価:    ¥8,820
販売終了時の価格:     ¥5,922(税込)(定価の32%引き)
メーカー:    ソニー
販売開始日:    1994/11/01(販売終了商品)

最初から音が出ませんでした、が、イアフォン/スピーカー 切り替え
スイッチをスライド続けると徐々に回復してきた事から接触不良です

早速開封します ↓

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おお、1994年当時は未だこんなに部品が多かったのですね
回路のブロック・ダイヤグラムが視えて来るような気がします ↓

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埃が溜まっています ↓

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電解コンデンサーがスルーホール型と表面実装と混在ですね ↓

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CXA1280はラヂヲ専用デバイスです ↓

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乾電池、液漏れした跡です     ↓

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スイッチだらけですね、まぁ、使いやすいので良いですがその分メカ式
の不良要因は増えます            ↓

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水が入った跡でしょう、LCDシールドに局部的な錆が出ています
                  ↓

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バーアンテナ、ちよっと太め、善い感じです、バーアンテナの大きさと
感度は比例するというのが私の持論です ↓

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ソニーのスピーカーは決して「音がダメ」ってのは許されません
音質、画質、感度、メーカーとしての屋台骨です
                ↓

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選曲スイッチを押す為のノブが一体成形されています
               ↓
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ハヤコート塗布、防湿、防錆に寄与します
                 ↓
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ボリュームに接点復活剤を塗布   ↓

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乾電池液漏れで出た緑青錆を落とします ↓

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チップマイコン用、或いは時計用のどちらかです、水晶発振子がプラプラ
して居ましたのでネジロックで固定します
             ↓
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樹脂のひび割れ防止にベビーオイル塗布、真似しないで下さい
時間的な結果結論が出ていません ↓

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一通りメンテ、前後で何も変わりません ↓

Pana RF-ND150 ラヂヲ

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Panasonic RF-ND150  2005年頃のラヂヲです、フリー・マーケットで入手
スペックは下記の通り ↓
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大きな不良は無いものの音が小さくボリュームを上げるとビリつきます
  ↓

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早速、開封します ↓

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無理に開封すると樹脂のツメ等が割れます、プラスチック・トランプ
やカード類がこういう時役に立ちます ↓

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最後がなかなか外れないと思ったらもう一個ビスがありました
詰まり合計三個のビスを外さなければなりません ↓

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開封出来ました ↓

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2005年というと今から14年前に成ります、当時のラヂヲは未だコイル類
が散見されます、今は殆ど全てDSP でIC一個ですよね
バーアンテナの隣の金色の端子は充電端子です、専用の充電器が在ります
(カタログで確認、手持ちでは無い)のでニッケル水素電池を直接充電可能
だったと言うことですね
        ↓

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ラヂヲ専用デバイス、CXA1619BMはソニー製  CXAのAはアナログ分類です
                 ↓

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LCDとスピーカーが見えました、この当時のLCDは結構ガッチリとした
キャビネットと言うかシールドボックスに納められていてどんなICが
使われているかはもっとバラさないと判りません ↓

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バーアンテナですが、例えば工具箱とか車のボンネットとか
電子レンジとか冷蔵庫とか金属の上に置くとバーアンテナとの距離が
数ミリまで近接し感度低下するのです、これは電界強度の弱い山間部
等では致命的で地面に直置きしたときにも同様の原理が働いて感度低下
を起こします、まぁ通勤ラヂヲとしてが主目的でしょうから使途的に
問題無いということなんでしょうね。 
         ↓

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折角開封したので防湿の為にハヤコートを塗布して置きます ↓

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イアフォン/スピーカー切り替えスイッチに接点復活剤を塗布
                   ↓
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スピーカー・コーンにベビーオイルを塗布、これは絶対真似しないで
下さい時間的に未だ結論が出ていません、目的は柔軟性の回復と保護
です                  ↓

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乾電池と基板間の接続はバネと端子を採用しています、こうした
設計技術が価格を下げ信頼性向上に繋がります、が、時として仇にも
成ります、錆びるとアウト      ↓

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音が小さくビリ付くのはスピーカーが原因でした、交換したいのですが
手持ちがありません、このまま見送りです ↓

作業終了、メンテ前と何も変わりませんね ↓

壊れる、BUSH RADIO ブッシュ・ラヂヲ・レプリカ TR82 其の三

変な壊れ方でした。
・音質が悪くなってきた
・TONEボリュームを回すと突然音が出なく成る
・その後はバンド切り替えスイッチを操作しても音量ボリュームを
 回しても全く回復せず
・電源OFF → ON で回復する、音質も正常に戻る
・それらを繰り返す

この症状は間違いなく電解コンデンサーの仕業と判断しました
電解コンデンサーの全交換です ↓
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さぁて・・・これで直るぞ
電源ON、取り敢えず音が出る、・・・・うん? 何か音が小さいぞ?
音量ボリュームを最大にしても修理前と比較して半分以下、いや1/3
ぐらいしか出なくなった、なんで?
何となく理由も無くイアフォンを接続し、耳にはめて聴いてみると
あれ?音出ないぞ?・・・・
イアフォンを外す、今度はスピーカーから音が出ない、イアフォン・ジャック
の接触不良だろう、接点復活剤を塗布、何度かイアフォンを抜き差しするも
全く音が出ない、それどころかスピーカー直列の1000uFが暖かく成っている
極性は正しい、なんで?
結局、アンプのICが壊れてしまったようです ↓
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このIC ググっても型式がはっきりしないばかりか売られていません
仕方無いので別途、スピーカー・アンプを組むことにしました
回路はこれです         ↓    LM386  700mW出ます
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電源は基板のスピーカーアンプICの電源をパラレルに接続し
壊れたICは外してIC SOCKETにしました、入手した時にすぐに
元に戻せるようにです。

LM386はBASS BOOSTしないと音量が小さいとき貧弱な音質で
安っぽく聞こえます、ゲインも20倍では無く50倍が丁度良いです
今から思うと音質が電源ON直後と比較してずっと電源ONし続けた後は
悪く成っていたと思います、気が付かなかっただけ、半死状態が
続いて居たものと思われます。