DELL T3500 CPU換装 XEON W3690

CPU換装と書けば何かテクニカルな話に聞こえますが要は予算がないから
PCの買い換えも出来ず仕方無くやっているのが現実です。
蛇足ですが・・・・
Intel CORE i7 920 の時は、映画、YOUTUBEなどの動画閲覧時に異音が
出ていましたが換装後は止まりました、つまり、CPUの処理能力が画像に
追いつかずフリーズしていたと言えます、症状は・・・・
・画面が止まる
・同時にブザー音の様な「ブーー」音が一秒ぐらい続く
・直るが時々繰り返す
序でに書くと動画編集ソフト TMPG Enc での動画変換時CPU使用率が
100%で飽和していましたが換装後は70%以上には上がりません
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Intel XEON W3690 パフォーマンス仕様

・コアの数 6
・スレッド数 12
・ プロセッサー ベース動作周波数 3.46 GHz
・ターボ・ブースト利用時の最大周波数 3.73 GHz
・ キャッシュ 12 MB Intel[レジスタードトレードマーク] Smart Cache
・ バススピード 6.4 GT/s
・ QPI リンク数 1
・ TDP 130 W
・ VID 電圧範囲 0.800V-1.375V

何故此を選んだかですがこれより高性能のCPUは実装出来ないからです
ソケットが一番の問題ですね
先ずは換装前のCPUベンチテストです
結果、875
しょぼい↓
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換装後のCPUベンチテストです

結果、1181
え? 何よ、改善していないよね、然かも6スレッドしか出ない

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BIOSの設定を変えてチューニングしないと性能は発揮しないです
チューニング後、12スレッドに成りました
結果、1588
うーん・・・・この程度か・・・・
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ヤフオクで購入しました、XEON W3690  8,900円、送料無料
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此れは今まで動いていた Intel CORE i7 920 ヤフオクで千円しません
もうあんまり見向きされませんが此でも4コア、8スレッド
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比較してみました、見た目は同じです↓
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CPUを取り外します↓
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この 埃 がねぇ・・・年に一度ぐらいでもこう成ります
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シリコン・グリスはこれを遣います、昔のモノ↓
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CPUのヒートシンクはネジ止め、長い+ドライバーが必要
四箇所、対角外しします↓
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ヒートシンクが外れました↓
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この 埃 もうね、家で使う場合の宿命ですね
虫の死骸とかじゃないから良いけど↓
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今までのCPUを外します↓
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新しいCPU W3690を実装します、向きは在りますが切り欠きが
在るので間違える人はセンスの無い人でしょう↓
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ヒートシンクのグリスは塗り直します↓
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埃を除去↓
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CPUの換装の大仕事はこの 埃 の除去と言っても過言では無いです
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歯ブラシを一本改造して T字型 を造っておくとこういう時便利
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ファンの固定部品はゴム状(シリコン?)の返しの付いた形容の出来ない変な
形です
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ファンを外すときはピンセットの様なもので押し込む必要があります
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これだけで一時間ぐらい掛かりました↓
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本体もお掃除↓
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元に戻します↓
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緊張の電源オン、出ないと・・・・怖い・・・
あ、出た↓
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認識してます↓
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実はファンを上下逆さまに付けてしまいリード線の処理が
必要になりました、マザーボードから遠い方向から出すのが吉
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CPUを換装したらP-RAM(BIOS設定)はリセットすべきだ
というネットの書き込みを受け、序でだから電池交換
当然ですが起動しなくなりますご注意下さい
電源オフ、ACコードを抜いて電池交換↓
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途中端折ってますが BIOS の設定し直しです
どのドライブを使用するか
どのドライブから起動するか
デフォルトのままだと起動しないので注意が必要です
写真など撮っておけば参考になりますが
決して換装前と同じ設定ではありません
で、最初は6コア、12スレッドなのに6スレッドしか出なかったのです
理由はこの設定でした
Enable Hyper-Threding Technology にチェックが必要です
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はい、6コア、12スレッドに成りました↓
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ネット検索していて他にも設定が必要だという英語のフォーラム
記事を読んでそれに従いました
Enable Intel Turbo Boost Technology allows processor(S)to run
at frequencies higher than advanced frequency.
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Enable Intel SpeedStep ↓
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Enable Multi Core Surpport ↓
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最終結果 ↓
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以上ですがっ、ポイントは 埃の掃除 と、BIOSの再設定です
特にBIOSは一時的に起動しなくなるので写真を撮って置くなど
すれば参考になりますが、決して同じでは無いので要注意です。
追伸
DELLのサイトを捜しましたが T3500 の BIOS の取扱説明書が
見つかりませんでした、ご存知の方がもしこのブログをご高覧
下さったならば是非、お教え下さい。m(__)v

基板、フラックス・クリーナーの自作

基板実装後のフラックス・クリーナーに何をお遣いでしょうか
エチル・アルコール100%、詰まり、無水アルコールを遣う方が
多いと思います、私も使っていました。

ところが今般のチャイナウィルス騒動でアルコール類は全て高騰し
容易く入手出来なく成りました、消毒用液には60%ぐらいの
アルコールが主流で、其れがご存知のようにチャイナウィルス前と
比較して値段は3-10倍に高騰しましたね。

その時に見つけたのが IPA です、イソプロビルアルコールです
病院等で手術用具の消毒用液として善く利用されて居ると聞いて
居ますので、手に触れたぐらいでは毒性に問題は無いと思います

チャイナウィルス騒動中、エチル系アルコールが全く店頭に無い

中で IPA はその存在すら知らない人が多く入手は比較的通販で
可能でした、が、矢張り値段は二倍に釣り上がりました。

そういう経緯で基板実装後のフラックス・クリーナー用液として
使えないか試してみました、結果、何の問題もなくよく落ちるのです
然かも痕が残りません、水分ゼロの為、乾くのがとても速いです
また、樹脂などに対しても溶けたり変色したりは今のところ確認
されて居ません。

この水分ゼロと言うのがポイントで例えば財布の中の紙幣硬貨は
とても汚いですよね、これに消毒用液のエチル系アルコールを

遣うと、後で硬貨が錆びるのです、IPAはそれが在りません
すぐに乾いてサラッとして居ます。

此処までは IPA を採用するに至った経緯の話です
此処からはこの IPA を何に入れて遣うかの話です

最初はジャム瓶に入れて遣っていましたが作業中こぼしたときは
大変です、トバーーーっと広がって、然かも火気厳禁ですから
近くに半田ゴテが在るのでとても危険ですよね、そこで色々と
試行錯誤して辿り着いたのがコレです。↓

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空いたボトルがとても使いやすいのです、然かもフタも付いています
使用済みのボトルを用意します↓
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芯をラジペンなどで抜き去ります↓
回転DSCN8022_R.JPG
入り口はこんな感じで狭く、仮に倒れてしまったとしても
ドバーーっとは出てきません、急いで起こせば少しだけで
済むのです↓
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此の儘では中に、薬液の残りが在るので早速、IPAで洗い落とします
IPAのボトルはコルゲンのうがい薬を遣っています、これも便利なんです
片手で手の平に吐出させて手の消毒用液として遣っています↓
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ちょっとした基板の洗浄には綿棒が便利ですが、口が狭いので
持って来いの容器に変身しました、いつもゴミ箱にポイして居ましたが
仕事用に遣えると判り作業机に数個用意しておくと邪魔にも成らず
作業が捗ります。↓
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Windows8.1 プチフリ(短いフリーズ)問題

私の使用しているPCはDELL T3500 です
ハードディスクはSSDを使っています
最近、いつからとも無く、強いて言えば一ヶ月以内での話ですが
何をするにも動作が激重に成ってアプリケーション・ソフトが
動きが悪いのです、特に、画面の切り替わりでフリーズして切り替わらない
マウスをクリックし続けると画面が半分薄くなりタスクバー部分に

(応答なし)

と出るのです、こういう画面です↓余所様のブログから拝借しました
tb_freeze.png

ネット検索して様々な方法を試しました、書かれている事はほぼ全て
特にBIOSまで掘り下げてSATAのドライブ設定まで変えたり、レジストリ
までいじって試しましたが・・・・

全く効果無し

・・・・次に行ったのはプチフリが多く出るのはSSDを使っているからだ
という記事に巡り会い、では、とハードディスクに戻しましたが・・・

全く効果無し

・・・・次に行ったのはSSDの換装、つまり他社のSSDに換えてみたのです
アマゾンに注文、翌日には届くので助かりますね、ところが届かない
早速連絡して確認したところアマゾンの手違いで発送になってないとのこと
メール待ちと成ったものの深夜までメールは来ないので仕方無く仕切直し
しようと判りキャンセルしたら・・・・

「手配中なのでキャンセル出来ません、届いたとき拒否するか返品して下さい」

・・・と書かれています、成る程、待つしかないか、結局一日遅れで届き

迷惑料として300ポイントが加算されました、まぁいいか。

別メーカーのSSDが届いたので早速換装作業です
・Cドライブのイメージを別のドライブにバックアップ
・起動専用のUSBメモリーを作成
・電源オフ
・SSDを換装
・起動用USBから起動(BIOSメニュー要設定)
・電源オン
・メニューに従い新しいSSDにイメージを書き戻す、小一時間掛かる
・電源オフ
・USBメモリーを取り外す
・電源オン
見慣れた画面が帰ってきました、よしよし・・・
特に動作の遅かったソフトウェアは NextFTP でこれを起動
忽ち起動し忽ち接続するじゃないですか
なぁんだSSDが原因だったのかよぉ
と成って暫く使っていたらタスクバーにセキュリティ働いていない
という内容のメッセージが出るではないですか、みれば
Windows Defender が動いていません、いつのまにかオフに成って
仕舞ったのです、これは不味いので オン に切り替えたところ・・・

あれっ?まぁたプチフリが始まったぞ?

つまりSSDなんかが原因じゃ無かったんですよ、確認のため

Windows Defenderを オフ にすると直るのです

原因は Windows Defender でした

だからといってセキュリティ無しでは不味いのでフリーソフトの
Avast Antivirusを暫定的に入れました、これに依ってプチフリは
発生しません、使っていた SSD は在庫に成りました。